米国男子ツアー

どんどん長くなる?!トーナメントコースの「トレンド」

2002/02/13 09:00

「ビュイック招待」が開催されたトーリーパインズCCも、2008年「全米オープン」招致のアピールもあって、7200ヤード級のコースに改造。これはゴルフ技術革新に伴って、プロたちの飛距離が年々伸びていることも背景にある。

しかし、どんどん伸びていくこのヤーデッジ。
この傾向がこのまま続くとなると、未来のコースはどこまで「伸びる」のだろうか?今回のトーリーパインズCCの「サウスコース」が550ヤード延長となったことに選手たちの意見は?

スコット・ダンロップ(PGA歴8年)「なんだか、焦ってコースを延長していないかな?2002年じゃなくてすでに3000年使用という感じを受けるよ。」

ジェイ・ウィリアムズ(PGA歴7年)「ここでプレーして良い成績を収めている選手は、この長い距離をうまく操っているね。」

ジェイ・ドン・ブレイク(91年優勝者)「すべてのティーボックスの位置、バンカー、グリーンが改造された。すべてのホールがロングヒッター使用になっていて、そうでない選手にはピンを攻めることのできないレイアウトになってしまっているよ。」

ケント・ジョーンズ(PGA歴4年)「ロングアイアンで攻めるホールが多すぎて、すごく難しいよ。でもこれが将来のトーナメントコースの形なのかもしれないね。」

この「コース延長」が今のトレンドかもしれないが、ビッグスリーのひとり、キャリア163勝を誇るゲイリー・プレーヤーが「答え」をくれた。
ゲイリー・プレーヤー「ボール自体の飛距離を20ヤード縮めれば良いんだ。最近のボールは飛びすぎだよ。数千万ドルもコースの改造に使うのはもったいない。ボールが飛ばないようになれば、コースを延長しなくても、ゲームは面白くなるんだ。」

*10年毎に見るPGA開催コースの「成長」
平均ヤーデッジ:1971年=6849、1981年=6747、1991年=6941、2001年=7054
最長ヤーデッジ:1971年=7305、1981年=7282、1991年=7559、2001年=7559
最短ヤーデッジ:1971年=6216、1981年=6280、1991年=6478、2001年=6820