2009年 マスターズ

初マスターズに挑む今田竜二「すべてやりたいことは出来た」

2009/04/09 10:24
やりたいことはすべてやったという今田竜二。明日からは試合モードに突入する!

小学生の頃からテレビで見て憧れていた「マスターズ」。今田竜二がアメリカに渡るきっかけとなり、ここまでゴルフを続ける原動力となっていた大会が、いよいよ明日開幕する。大会前日の水曜日は、楽しみにしていたパー3コンテストに香苗夫人をキャディとして出場。終始和やかなムードで、「楽しかったですよ」とくつろいだ笑顔を見せた。

今田にとって「マスターズ」が“特別な大会”ということは否定出来ない。「最初からずっと、すべてのことをやろうと思っていて、パー3はその一つ」という今田。マグノリアレーンを運転することや、アーメンコーナーの12番パー3のティショットなど、「些細だけど、凄く嬉しいことが色々ある」と、初めての「マスターズ」に興奮は隠せない。

しかし、それも大会が始まるまで。「やることはやったつもりだし、あとは結果を恐れずに自分のゴルフが出来たら良い。練習ラウンドも沢山出来たし、すべてやりたいことは出来ました」と、明日からは試合モードに切り替える。

コースに待ち受ける最大の難敵は風。「ここは風が色んな所から舞ってくるので、一瞬の風で天と地の差が出てしまう。風に負けないくらいのナイスショットが出来ないといけないし、運も実力も備わっていないといけないしんどいコース」と今田は言う。

2週間前に痛めた右手首の状態も回復し、「イーブンパーなら十分です。1ラウンド完璧なゴルフが出来れば、優勝争いに加われる」と今田は自信も覗かせる。「(週末は)気温がちょっと上がってくれるのはプラスですね。寒いと距離が出ないし、暖かくなってくれると少し楽になる」。いつものクールな表情でにこりと笑い、今田は明日からの戦いに備えてコースを後にした。

2009年 マスターズ