米国男子ツアー

「ラスベガスインビテーショナル」存続の危機

2003/10/14 09:00

今季21年目を迎えた「ラスベガスインビテーショナル」だが、今年は冠スポンサー抜きと苦しく、賞金総額も1億ドル減となってしまった。問題は来年開催されるかどうか。

チャーリー・バロン(トーナメント・マネージャー)
「今年で21年目、来季が心配されていますが、PGAツアーも協力的ですし、海外の企業からもスポンサーシップについて興味を抱いてもらっているらしいので、楽観視はできませんが、数ヶ月後には良い発表ができると信じています」

ラスベガスという土地柄、スポンサーになりたいと名乗りをあげているカジノもあるが、いまの時点ではPGAツアー側がカジノによる大会のスポンサーシップを許可していない。

リッチ・ビーム
「この大会が無くなってしまったらとても残念だね。カジノがスポンサーになってもいいじゃない。別に権威がなくなるわけじゃないし」

クリス・ディマルコ
「ラスベガスでの大会なんだし、この街を支えているのはカジノなんだから、問題ないと思うけどね」

もし大会がラスベガスから消えてしまったら、最も大きな打撃を受けるのは地元コミュニティ。過去21年間、大会は毎年50万ドルもの寄付金を地域チャリティにもたらしていた。