米国男子ツアー

チャンスを生かした米ツアーきっての飛ばし屋

2003/04/08 09:00

丁度1週間前の3月31日、米ツアー『ベルサウスクラシック』のマンデー予選に出る予定だったハンク・キーニーは、トーナメント事務局から嬉しい電話をもらった。

「スポンサー推薦で君の名前が挙がった」

27歳のキーニーは、1998年の全米アマチュアチャンピオン。今年は米ツアー下部組織のネイションワイドツアーに条件付参戦権で出場している飛ばし屋ゴルファーだ。

この機会を活かし、見事3位タイでフィニッシュ。自己ベストを記録するとともに208,00ドル(約2,500万円)を稼いだ。

この試合にはジョン・デーリーが出場していたが予選落ちを喫した。飛ばしを楽しみにしていたギャラリーはため息をついたが、キーニーの飛距離を観たファンは大いに喜んだ。3日目には4つあるパー5の全てで、2打目で4番アイアン以上の大きなクラブを持つ事無く2オンに成功した。4日間の平均飛距離は325.8ヤードという驚異的な数字を叩き出した。またトップ10フィニッシュを果したことで、次回4月24から27日まで行われるオープン試合、シェルヒューストンオープンに出場できることになった。

ベルサウスに招待された理由を聞くと、「私はファンが飽きるようなプレーをしないから。変なところにも打ち込むし(笑)。変なところでも打つ(プレーする)機会を与えてくれるだけで嬉しいよ」

Golfweek