2003年 ベルサウスクラシック

相性抜群のミケルソン「すごくプレーしたい気持ち」

2003/04/03 09:00

「ベルサウスクラシック」はザ・プレーヤーズ選手権の翌週でマスターズの前週。ヘビー級の大会に挟まれ、貧乏クジを引いてしまったようなスケジュール。マスターズへの最終調整と位置付けられる「ベルサウス」だが、約7,300ヤードを誇るTPCアット・シュガーローフに、第3子が誕生したばかりのフィル・ミケルソンや昨年優勝のレティーフ・グーセン、マイク・ウイアといった世界ランキング上位10名中の5人が参戦している。

またTPCアット・シュガーローフと相性の良いのが、スコット・マッキャロン。2度の優勝を含む3度のトップ4入り。今季はこれまでの4参戦で3度の予選落ちと振るわないが、シュガーローフの設計士であるグレッグ・ノーマンから直接コース戦略を教わった経験を活かし、ここでスランプを打破したいところ。

スコット・マッキャロン
「最初にこのコースの練習ラウンドに来たとき、ノーマンと一緒に回らせてもらった。彼がどういう戦略でコースを設計したのか聞かせてもらったし、フェアウェイのどこを狙えば距離が稼げるかなどのヒントも教えてもらった。すごく楽しかったし、役に立つ情報ばかりだった」

もうひとり、TPCアット・シュガーローフと相性が良いのが、過去6参戦で4度のトップ10入りをしているスチュアート・シンク。その理由は明白。TPCアット・シュガーローフを取り巻くように建てられてる高級住宅地に彼自身の自宅があるのだ。ジョージア工科大卒ということもあって地元ファンにも支えられているシンク。

スチュアート・シンク
「コースは凄く厳しいコンディション。距離はないが、グリーンがコンクリートのように硬くて速い。ここでアンダーパーを出すのは厳しいよ」

そして4週間ぶりのトーナメント参戦となるフィル・ミケルソン。過去4回の参戦で、優勝1回、3位が2度、そして7位が1度という出来栄え。コースコンディションの難しさに関してはスチュアート・シンクと同意見。さらに、4週間ぶりの試合ということに対しては、準備が整っていないことを認めた。

フィル・ミケルソン
「すごくプレーしたい気持ちでいっぱで楽しみにしている。しかし腕が錆付いてしまったのは否めない。特にウェッジなど距離感が大事なショットは厳しい。また速いグリーンに対してのタッチを取り戻すのも時間がかかりそうだ」

2003年 ベルサウスクラシック