米国男子ツアー

フェニックスOPプレビュー

2003/01/23 09:00

昨年4日間で50万人のギャラリーを集めた「フェニックスオープン」。米ツアーで最も集客数の多い大会として有名だ。そしてそのビッグイベントを今シーズン初戦に選んだフィル・ミケルソン。エルスが2連勝を果したこともあり、世界ランクが3位に落ちてしまったが、アリゾナ州立大学卒のミケルソンとしては、地の利を活かして活躍し、再度ランク浮上をしたいだろう。

フィル・ミケルソン
「ここの出身だから、ぜひ勝ちたい」

そのミケルソンを援護射撃してくれそうなのが、エルスを今季2勝に導いたと思われるタイトリストの新しいボール「プロV1x」。エルス同様、ミケルソンもドライバーの飛距離が20ヤード以上伸びているという。

フィル・ミケルソン
「ティを低くして打つと普段通りでさほど飛距離に差はでないが、ティを高くして飛ばそうと狙うと20から30ヤードは飛距離が伸びる」

ビジェイ・シンもこの新ボールを使用。

ビジェイ・シン
「まだ新ボールで思い切り打ってはいない。キャリーで290ヤードはいく」

昨年度優勝のクリス・ディマルコによると、このコースはロングヒッター有利。フェアウェイキープをできれば、ピンを果敢に攻められる設計になっているという。となれば、新ボールで飛距離を稼いでいるミケルソンやシンにチャンスは多いといえよう。また優勝スコアはかなりの数字が期待できそうだ。