今田は試行錯誤のショットが乱れ120位
2012/03/16 10:10
米国男子ツアーの「トランジションズ選手権」が15日(木)、フロリダ州のイニスブルックリゾートで開幕。今田竜二は「74」と崩れ、3オーバーの120位タイと大幅に出遅れる結果となった。
自宅のある地元タンパでの戦いに挑んだ今田は、前半インの11番(パー5)で3オン1パットのバーディを奪うまずまずの滑り出し。さらに18ホール中2番目に難易度の高い16番ではフェアウェイ左サイドから残り193ヤードを2メートルにつけ、2つ目のバーディを決めた。
ところが続く17番(パー3)をボギーとすると、後半アウトで後退する。2番ではティショットを曲げ、左ラフを渡り歩いて痛恨のダブルボギー。さらに左ラフからの第2打をバンカーに入れた3番、そして5番(パー5)とボギーが出て、終盤も巻き返せずに18ホールを消化した。
今大会は先月の「ノーザントラストオープン」以来、4週ぶりのトーナメント。この期間は「休憩という感じではなかった」という。しかし「練習でこの何週間かやってきたことが、試合になるとタイミングが合わず左へ、右へと行ってしまった。一回納得いかないショットが出ると、どうすればいいか考えながらやってしまい、だんだん分からなくなってきた」とスコアメークを持ち前のショートゲームに頼らざるを得ない展開に。
今季5度目の予選落ちのピンチとなり「また一からやり直し」とラウンド後は打撃練習場へと向かった。(フロリダ州タンパ/桂川洋一)