2011年 オメガミッションヒルズワールドカップ

米国の勝利にP.ミケルソンが貢献!

2011/11/27 19:25
最終18番をパーで凌ぎ勝利を確信しがっちり握手を交わすクーチャーとウッドランド

「オメガミッションヒルズワールドカップゴルフ」最終日。アメリカチームはスタートの1番をバーディでスタートすると、2番、6番、7番と前半に4つのバーディを奪い、首位のアイルランドチームを捕らえる快進撃をみせた。

「最初のホールからバーディを狙え。とにかく早い段階で多くのバーディをとり、できる限りアグレッシブにプレーすること。それさえできればアメリカチームは必ず優勝できる」。最終日の朝、マット・クーチャーのもとにフィル・ミケルソンから心強いアドバイスのメールが届いた。

狙いにいけば、リスクも高くなる反面、守りに入ればスコアは伸ばせない。ゴルフをする人なら誰でも理解できると思うが、「攻めるゴルフ」は言葉にするほど簡単では無い。クーチャーとゲーリー・ウッドランドは「最終日のプレーはとにかく噛み合った」と、お互いのプレーの調子に加えて、ピンチをチャンスに変えられる素晴らしいチームワークで勝利を勝ち取った。

「ディス・イズ・アメリカンスタイル」と、関係者へのハイタッチをしながら、ハイテンションで会見に臨んだアメリカチーム。「今夜はどのように祝杯をあげますか?」という質問に、「残念ながら今夜帰国するので、祝杯は飛行機の中です」というウッドランドとは対照的に、「僕はラッキーなことに明日の帰国便なんだ。ここミッションヒルズはスパが素晴らしいので、時間が許すかぎりリラックスして過ごすよ。僕を見かけても声をかけないでくれ」とクーチャーは笑った。(中国海南島/向井康子)

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