2011年 ザ・プレジデンツカップ

遼、トラブルでドタバタの豪州入り

2011/11/15 19:52
到着の遅れを強いられ、ちょっぴりお疲れの様子だった石川遼

米国選抜と世界選抜による団体戦「ザ・プレジデンツカップ」が17日(木)、オーストラリアにあるロイヤルメルボルンGCで開幕する。2年に1度の祭典もいよいよ始まりへのカウントダウンを告げ、15日からはチームごとに練習ラウンドを実施。会場も、徐々に熱気が高まってきた。

今年、出場権を争うポイントランキングで堂々10位に入り、09年に続く2大会連続の出場を決めた石川遼。意気揚々とメルボルンに乗り込み、調整を進める・・・はずだった。しかし、この日の練習ラウンドには石川の姿が見られない。

14日(月)に搭乗予定だった航空機が欠航となるトラブルに見舞われ、急遽搭乗スケジュールの変更を強いられた。当初はシドニーを経由して現地時間翌15日午前10時30分に到着するはずが、香港からアデレードを経由し、メルボルン空港に到着したのは午後2時過ぎ。この日は出場選手たちが全員出席する晩餐会が予定されていたため、コースに足を運べぬまま、晩餐会が催されるホテルに直行。慌しい空気の中で送迎車に乗り込んだ。

グレッグ・ノーマンは石川遼の遅れにも「心配していないよ」と信頼を置く

約18時間に渡るフライト。しかし、前週から休み無しの強行日程にトラブルが重なっても、「(疲れは)大丈夫です」と大会関係者の出迎えに笑顔で応えた。この日、会場ではグレッグ・ノーマンフレッド・カプルスの両キャプテンの会見が行われ、ノーマンは石川の現地入りが遅れたことに対し「彼は遅れてくるけど、若いから時差も大丈夫だろうし、一晩寝れば大丈夫だろう。彼は良いプレーヤーだし、心配はしていないよ」と不安な様子はうかがえない。ドタバタの現地入りとなったが、キャプテンの期待に応えるべく、明日からは万全の体勢でチームの一員として結束を固めてゆく。(オーストラリア・メルボルン/塚田達也)

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