2011年 全英オープン

2度目の全英 高山がイーブンパー36位スタート!

2011/07/15 05:59
最終ホールまで粘り、まずまずのスタートを切った高山忠洋

今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」が14日(木)、イングランドのロイヤルセントジョージズGCで開幕。2005年大会以来2度目の出場となる高山忠洋が3バーディ、3ボギーの「70」でまわりイーブンパーの36位タイで第1ラウンドを終えた。

1オーバーで迎えた最終18番。手前から8メートルのバーディパットを見事に沈め、スコアをイーブンに戻した高山は、日の傾きかけたギャラリースタンドから感嘆の声援を浴びた。「最後は良く入ってくれた。こんなに遅くまで見てくれるギャラリーに応えたかった」。大舞台でしか味わうことのできない快感が全身を走り、自然と笑みがこぼれた。

風が穏やかになった午後スタートとなった初日。ベルンハルト・ランガー(ドイツ)、ジム・フューリックという名手とのラウンドに「スコアの目標は決めていなかった。2人のいい選手から勉強しようと思った。自分の出せることを精いっぱいやるだけだった」と言う。しかし欲を出さずに戦った結果、1ラウンドではあるが2人をしのぐスコアをマークして見せた。

セントアンドリュースで行われた6年前の大会では初出場ながら同大会日本人最高位の27位フィニッシュ。その後2008年には腱鞘炎に苦しみ、戦列を離れた苦しい時期もあった。「メジャーに戻れるなんて考えられないほどだった。またこの舞台に立てて本当に楽しい」と、最後まで喜びを感じながら戦っていく。【イングランド・サンドウィッチ/桂川洋一】

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