ケビン・ナがパー4で「16打」の大叩き!
2011/04/15 13:02
テキサス州TPCサンアントニオで行われている米国男子ツアー第16戦「バレロテキサスオープン」の初日。米国のケビン・ナが1ホールでなんと「16打」を記録する大トラブルに見舞われた。
1番から出たナは8番まで1アンダー。まずまずのスコアで前半を折り返そうとした9番だった。ドライバーでの第1打を右に曲げると、林に入ったボールは打つことができずにアンプレアブルに。しかしティグラウンドに戻って打ち直しの第3打も再び右へ打ち込んだ。
その後、密集する木々の中からショットを繰り返すが、なかなか出てこられない。打球が木に跳ね返って自分に当たるペナルティも加算され、林から脱出できたのはなんと13打目。結局18ホール終了後は何回打ったかわからず、映像を確認して「16打」でスコアカードを提出した。
それでもナは、その後のインの9ホールで3バーディ。「80」で8オーバーとなったが、140位で最下位は免れ「あのあとは、うまくプレーできた。自分をコントロールできた」と苦笑い。「あれがなければ、せめてボギーかダブルボギーくらいだったら、いい試合になったはずなんだけど…」と話した。
米国PGAツアーの競技では1998年の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」でジョン・デーリーが6番パー5で「18打」を記録。1938年の「全米オープン」ではレイ・エインスリーがチェリー・ヒルズ16番パー4で「19打」を記録した例がある。