日本勢は大幅にスコアを落とす!石川遼は2アンダーで最終日へ
中国・上海にあるシャーシャンインターナショナルGCで開催されている世界ゴルフ選手権の第4戦「WGC HSBCチャンピオンズ」3日目。難しいコースコンディションで、日本人選手がのきなみ大幅にスコアを崩す中、石川遼が4バーディ、3ボギーの1アンダーでまわり、通算2アンダーの23位タイで最終日に望みをつないでいる。
通算2アンダーの25位タイでスタートした池田勇太は、2番でボギーを叩いたあと、6番、7番で連続バーディとしたが、続く8番、9番で連続ボギーとし、前半を1オーバーで折り返した。後半も3連続ボギーをたたくなど調子にのれず、16番でバーディを取り返すが、続く17番でボギーとし、4つスコアを落とし通算2オーバーの44位タイで3日目を終えた。「調子は悪くは無いが、スコアが悪かっただけ。昨日同様、パットが入るか、入らないかの違いだから、明日もスコアを伸ばせるだけ伸ばしたい」と試合後に語った。
通算イーブンパーの40位タイでスタートした宮本勝昌は、前半3バーディと3つスコアを伸ばし、後半に期待がかかったが、出だしの1番をダブルボギーとして、続く4番、5番をボギーにしたあと、8番のパー5ではボールを池に2回いれて痛恨の「9」をたたき、通算5オーバーの54位タイとなっている。「前半が良かったので、後半はいけるかなと思ったのがいけなかった。1番のダブルボギーはまさに、のらず、寄らず、入らずですよ」と語った。国内男子のシニアツアー第9戦「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」で師匠である芹澤信雄がシニアツアー初優勝を決めたニュースを聞くと「最高です、本当にうれしい。」と喜びをあらわにした。
引き続き首位を守ったのは、5アンダーでまわり、通算14アンダーとしたフランチェスコ・モリナリ。同じく5アンダーでまわったリー・ウェストウッドが1打差でピタリと2位に続き、世界ランク1位としての初優勝を狙う。一方、1オーバーでまわりスコアをひとつ落としたタイガー・ウッズは通算3アンダーの17位タイで終わっている。「大事なパットをいくつも外してしまったことがスコアを落とした原因」と語るタイガーだが、新しいコーチと取り組んでいるスイング改造がうまくいっていないのでは、との問いに「スイングを構築している段階で、まだまだ我慢が必要だ」と語った。
その他の日本勢ではスコアを2つ伸ばした藤田寛之と、松村道央が通算4オーバーで51位タイ、平塚哲二が8つスコアを落として通算6オーバーで59位タイ、園田峻輔が通算11オーバーで71位タイ、丸山茂樹は初日を終えて棄権となっている。