痛恨ダボにめげず 久常涼は10mバーディ締めでトップ10圏内と2打差
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(20日)◇シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)
久常涼が2027年大会(カリフォルニア州ペブルビーチGL)の出場権を得られるトップ10と2打差の通算3オーバー17位で最終日を迎える。
首位と7打差11位の好位置から出だし3ホールで2パットのパーを並べ、フェアウェイバンカーからの2打目が出すだけの形になった4番も4m近いパーパットをねじ込んで耐えた。最もやさしい5番(パー5)で2オンに成功してバーディ先行。「流れよくできた」と振り返った通りのプレーで、さらに上位へ迫った。
それでも、初めての「全米オープン」は一筋縄ではいかない。フェアウェイからの2打目でグリーンを外した6番でボギーをたたくと、7番(パー3)もピン左にキャリーしたボールが強い傾斜につかまって左サイドまでこぼれて2連続。ティショットを右に曲げた12番で手前からのアプローチを寄せきれず、上から2.5mのパーパットはカップの左を抜けた。短い返しを外す3パットも重なり、痛恨のダブルボギーを喫した。
イヤな流れを変えてくれた14番のバーディについて、「ラッキーでした」と話す。左からの風にあおられたアイアンショットは少し右に飛んだが、結果的に右奥ピンの右手前にある強い傾斜を使えるエリアにキャリー。1.8mのチャンスを逃さなかった。
フェアウェイからの2打目を奥にこぼすミスを悔しがった15番、ティショットが傾斜でガードバンカーに吸い込まれた17番(パー3)を含めて大会3日間で最も多い4ボギー、さらにダブルボギーが1つと苦しみながら、最終18番は上から10mを流し込む3つ目のバーディで締めくくった。
繊細な下りのラインを沈めてギャラリーを沸かせたシーンにも、表情を変えることなく「73」でホールアウト。トップを独走するウィンダム・クラークとは10打差に開いたといっても、2位グループとは4打差しかない。「頑張ります」と短い言葉を残して足早に練習場へ向かった。(ニューヨーク州サウサンプトン/亀山泰宏)