最終18番トリプルボギーで予選落ち デシャンボーは「最高の状態」で砂に泣く
◇メジャー第1戦◇マスターズ 2日目(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7565yd(パー72)
予選カットラインに1打の“貯金”を携えて迎えた最終18番、1Wショットは右サイドの林に入った。ブライソン・デシャンボーは2打目を懸命にグリーン左のバンカーに運ぶ。距離と高さを出す必要があったサードショットは、砂の壁に阻まれ目の前に戻ってきた。
4打目も狙いよりショートしたとわかった瞬間、下り傾斜でグリーンを出ることを悟った。5オン2パットのトリプルボギー。痛恨の締めくくりにより「74」で通算6オーバーとし決勝ラウンド進出圏外にはじき出された。初日の11番ではガードバンカーからの脱出に3打を要し「思った以上に砂が軟らかかった」と苦戦。嫌なイメージを払しょくできなかった。
昨年は自己最高の5位でフィニッシュ。最終日最終組からの後退には違いなかったが、「(一時的に)首位に立ったとことで素晴らしい学びがあった。リードを失って思うように進まなかったけれど、ロリー(・マキロイ)がグランドスラムを達成したのを見て、心から感動した」と前向きだった。直近3月のLIVゴルフ「シンガポール」、「南アフリカ」で2連勝を飾り「最高の状態」で臨んだ1年後のリベンジへの道筋は2日で断たれた。
通算4オーバー47位タイまでの54人が予選を通過し、その他のビッグネームでは昨年の「全米オープン」優勝者で先週のPGAツアー「バレロテキサスオープン」を制したJ.J.スポーンが1打及ばず週末行きを逃した。歴代優勝者のバッバ・ワトソン(2012&14年)、ダニー・ウィレット(16年/イングランド)も同じ通算5オーバーに終わった。
初日に6オーバー73位と出遅れていたジョン・ラーム(スペイン)は3バーディ、1ボギーの「70」と巻き返し4オーバーで予選カットを潜り抜けた。日没前の練習場で居残った前日を「20球打ったのは、何かを直そうというよりは、ストレス解消が目的だったように思う」と振り返る。「きょうの14番から18番までは良いプレーができた。簡単ではないが、終盤にかけてきっかけをつかめた」と復調気配に納得しつつ、マキロイとの16打差には「奇跡でもない限り難しい」と白旗を上げた。