米国男子ツアー

全米プロインタビュー/地元出身ケンドール「雰囲気が違う」

2004/08/12 09:00

-ウィスコンシン州の地元として、毎年「U.S.バンク選手権 in ミルウォーキーオープン」には参加してますね。あなたの地元でこのような規模のメジャー大会が素晴らしいコースで開催されることについての感想は?

スキップ・ケンドール
「ここ数日、僕が受けている観客からの後押しは、凄すぎます。いい意味での期待外れと言うか・・・正直に、本当に素晴らしいサポートになってます。

「毎ホール、ティアップする時も、グリーンに歩いて行く時も、フェアウェイを歩いていると、観客がすごく盛り上がっていて驚いてます。ジェリー・ケリーと僕だけしかウィスコンシン人はいないと思うんですが、ここまでの温かい声援をもらえるとは思っていませんでした。毎年『U.S.バンク選手権 in ミルウォーキーオープン』には出場しているけど、あれは僕を育ててくれたような大会とコースでもあるから、見に来てくれる人たちもほとんど顔見知り。でも今回の大会は雰囲気が違いますね。本当に地元の人たちが僕とケリーにいいプレイをして欲しいという気持ちが伝わってきます。

「この州の出身として、この大会がこの州にどのようなインパクトがあるのかは分かっています。観光客業界も盛り上がるし、このコースを大々的に見せることによって人は嫌でも寄ってきます。130カ国以上でテレビ放映もしますし、ウィスコンシン州とこの地域に与える影響は計り知れないと思う」

-ただでも苦戦を強いられそうなコースに今日の様な寒いコンディションが加わると、やはり選手のメンタルな面に相当負担はかかるんでしょうか?

スキップ・ケンドール
「そうですね(笑)。多分誰もこのコンディションは想像してなかったでしょう。この地域で育ちましたけど、8月にこんな寒い日を体験してのは記憶にありません。20~25度くらいの心地良い気候になるだろうな、と思っていたんですが、夏場でまさか15度になるとは・・・それに加えて横殴りの冷風。『夏場』と『冷風』って同じ文章で言ったことはないですよ。

「もし今日のような天候が続くようであれば、どんなコースセッティングであろうと高いスコアは出るだろうね。ものすごく高いね」