「私は緊張しないタイプのようです」/ハミルトンの優勝インタビュー
全英オープン
ビッグネームを下し、メジャー初優勝を手にしたトッド・ハミルトン。03年12月のPGAクオリファイ・スクールでやっと手に入れたツアカードからたった8ヶ月。栄えあるメジャー・タイトルと共に、1億4500万円の優勝賞金、PGAツアー5年間シード権、今後5年間のメジャー大会シード権、同じく5年間の準メジャー「ザ・プレーヤーズ選手権」シード権、そして65歳までの「全英オープン」シード権を手に入れた。
-おめでとうございます
トッド・ハミルトン
「ありがとうございます。しかしまだ実感が沸きません。なんだか他人事のように思えて、傍観者のように目の前で起きてる素晴らしいことを呆然と見ています。自宅に戻って家族や友人たちと祝賀会をするころにはやっと実感が沸くのでしょうね」
-試合前からのコース戦略を最後まで守り抜きました。そして4日間通じて抜群のショートゲームが助けてくれましたね
トッド・ハミルトン
「4日間を通じてショートゲームの好調さが全ての鍵でした。このようなコースで風も吹いているとグリーンは狙えません。ですから確実にフェアウェイをキープして、ショートゲームで安全に攻めるといったしっかりとしたゲームプランをもって臨まないと、このコースでは戦えません。鍵となるチップショットとパットが見事に決まってくれました」
-ノーマークでしたが、選手たちの中ではハミルトンを見くびってはいけないと語られていました。日本ツアーでの優勝などは自信になっているのですか?
トッド・ハミルトン
「もちろんです。ジュニアの大会でも、どんな大会であっても優勝経験は確実に自信を築いてくれます」
-アーニー・エルスとのペアリングはどうでしたか?3日目も一緒でしたね。結果的に40ホール一緒だったわけですが
トッド・ハミルトン
「3日目をエルスとラウンドできたのが良かったですね。エルスのプレーやリズムに慣れることができましたから。ですから今日は一緒でもさほど緊張はしませんでした」
-緊張はしていましたか?11番で最終日4つ目のバーディ、14番で素晴らしいチップインでした
トッド・ハミルトン
「実際は終始落ち着いていました。本来は緊張すべき状況なのでしょうが、なぜだか知りませんが私は緊張しないタイプのようです。今季米ツアーのホンダクラシックで勝ったときも緊張しませんでした。なぜ勝てたのはまだ分からないのですが、今日が私の番だったのでしょう」
-世界のトッププレーヤーが最高のプレーをしていたのにも関わらず勝ったわけです。この優勝で人生が変わりますね
トッド・ハミルトン
「明日からの数日間が忙しくなるのは事実でしょうね。また全英オープンのチャンピオンに相応しいプレーが今後もできるように努めたいです」