米国男子ツアー

全英への最後の切符は誰の手に!?

2004/07/08 09:00

「全英オープン」参戦権利を取得できていない選手にとって、最後のチャンスとなる「ジョンディアクラシック」。欧州PGAツアー「The Barclaysスコットランドオープン」同様、優勝すれば翌週の「全英オープン」への参戦権が得られる。

ハンク・キーニー
「最高のご褒美だよね。クオリファイで落ちた面々にとって、最後にもう1回チャンスを与えてもらっている。『勝ったら全英に行けるんだ』と、試合中も考えてしまうだろうね。得に最終日に優勝争いにいられたら、すごいプレッシャーだと思うよ」

ローレン・ロバーツ
「最高のプレーをしなければ、全英行きのチケットは手に入らないね。でも考えずにいられないね。是非もう1度『全英オープン』の舞台に立ちたいからね」

ジェフ・スルーマン
「試合も始まっていないうちから心配してもしょうがないよ。最終日にリードしていたら考えてしまうかもしれないけど、できれば試合に集中したいから、余計なプレッシャーを自らかけたくはない。良い結果を出せば全英に行けるし、結果が出せなければ家でテレビ観戦すればいいんだよ」

03年は「全英オープン」の翌週に開催された「ジョンディアクラシック」。ビジェイ・シンが初出場で優勝をさらった。今季米国男子ツアーのスケジュールに入れ替えが生じ、メジャー前週になってしまった。そのため、いくら前年覇者であっても「全英オープン」調整のためビジェイは出場しないのではないかと心配されていたが、律儀な男は約束を守った。

ビジェイ・シン
「やはりディフェンディング・チャンピオンは出場すべきです。トーナメントもファンもそれを期待しているわけですから。ジョンディア社はPGAツアーに多大な貢献をしてくれています。その恩恵に感謝する意味も込めて、選手としてあたりまえのことをしているのです。最初にスケジュールを見た時には悩みましたが、でもこの試合に出ることは決めていました」