米国男子ツアー

「ザ・ホンダクラシック」成功の鍵はコースの出来栄え

2004/03/11 09:00

1992年以来、開催コースを転々としている「ザ・ホンダクラシック」。以来5箇所目の開催コースに決まったのがトム・ファジオ設計の「ミラソール」だ。選手たちに聞けば、年間スケジュール作りで参戦するか否かの判断をするにあたって開催コースの出来は大きな割合を占めているという。よって、大会運営側にとっては、大会を成功させるには開催コース選びが重要なのだ。驚くことにトム・ファジオ設計のコースがPGAツアーの大会に起用されるのは今回がはじめて。選手たちはどのような評価を下してるのだろうか?

スコット・マキャロン
「風が吹いたら厳しいコースだね。風がなければ、ショートアイアンでグリーンが狙えるだろうけど、強風に煽られる中、3番4番アイアンでグリーンを攻めなければならない状態になると厳しいね。忍耐力が試されるコースだよ」

トム・ファジオの設計はグリーンの難易度が高いことで有名だ。ミスショットが救われる余地がない。グリーン上は傾斜がきつく、ボールは止まってくれない。

フレッド・カプルス
「恐ろしいグリーンだね。グリーンセンターにボールを置けたら満足しなきゃならない。硬いグリーンで芝もかなり刈り込んでいるから、ちょっと狙いが外れるとグリーンを転がり下りてしまうんだ。上手いチップショットと忍耐力が不可欠なコースだね」

デービス・ラブIII
「他にもこれだけ厳しいコースは見てきているよ。パインハーストもそうだし、ウィングフットなんてボールが絶対にカップによってくれないしね。ただああいったコースをプレーしている選手が少ない。僕の忍耐力がこのコースに勝てればいいけどね」

練習ラウンドを終えた選手たちの感想では、PGAツアー史上最も高いスコアでの予選通過ラインになるのではないかと予測されている。