「全米オープン」に向け各選手の調整はいかに?
今年2番目のメジャー「全米オープン」の開催まで残り4週間を切った。難コースで知られるパインハーストのナンバー2攻略に向け、選手たちはそれぞれ異なった調整を続けている。また、メジャー戦の前週にPGAツアーの大会に出場すべきかどうか、その問いに対する選手の答えは様々だ。亀の甲羅のように盛りあがったグリーンやオーガスタ並みにチップショットが難しいのがナンバー2の特徴となっている。
フィル・ミケルソン
「全米オープンの開催前は2週間オフを取り、パインハーストに行ってコースに慣れるつもりです。99年に好プレーができ、いい思い出が蘇ってくると思います。ペインのことを思い出すはずですが、準備万端で臨めばきっといいプレーができると信じています」
ケニー・ペリー
「私は前週の試合には出場せず、全米オープンに向けて準備を行なうつもりです。パインハーストのナンバー2ではプレーしたことはありませんが、ペインが優勝を決めたパットは忘れられません。慣れ親しんだこのコロニアルと違って初めてのコースなので全米オープンの週は大変だと思います。できるだけ早くパインハーストに行き5、6ラウンドプレーしてレイアウトに慣れたいですね」
ジム・フューリック
「私は来週オフを取った後、全米オープンまでは2試合続けて出場します。パインハーストは大好きなコースです。99年の全米オープンには出場しましたが、早く今年のコースセッティングを確かめたいと思います。以前に取ったメモやヤーデージブックをチェックしましたが、実際に練習ラウンドを何回か行なって本番で落ち着いてプレーできるようにしたいですね」
スチュワート・シンク
「私はあまり先のことは考えたくありませんし、毎週それぞれの大会に向けて特別にショットを変えたりはしません。全米オープンの前週はコングレッショナルCCで全力を尽くして優勝を目指し、全米オープンに備えるだけです」
デビッド・トムズ
「私の場合、自宅に戻って慣れ親しんだバミューダ芝の高速グリーンで練習していた方がいいと思います。全米オープンの前週にコングレッショナルでの大会に出場する選手はベント芝のフェアウェイやパインハーストとは異なったタイプのラフに対処しなければならないですからね。それと全米オープンではフェアウェイをキープできるかどうかが鍵を握るので、ドライバーショトの練習にも時間を費やすつもりです」