米国男子ツアー

オーガスタの警備や規則は行きすぎ!?

2006/04/12 09:00

デビッド・トムズ が発したオーガスタ・ナショナルの警備の厳重さが行き過ぎではないかという発言に論議が沸いている。火曜日に来週開催の大会、シェル・ヒューストン・オープンのコース・アドバイザーを勤めたという立場から、記者会見に衛星回線で参加していたトムズから次のような発言が飛び出し、論議を醸している。

「オーガスタの駐車場に入ると、テント小屋のような所に入ってチケットをスキャニングしてのチェックが行われる。映画で見るCIAみたいだよ。大げさだと思うね。さらにメジャー大会に挑んでいるというのに、自分のコーチを同伴でフェアウェイを歩くことさえできないんだ。どうかしていると思うよ。ルールだらけで、すべてが行き過ぎだと思うね」

他にもトムズは「オーガスタでは選手たちはまるで卵の殻の上を歩かされているように、気を使わされる。選手たちが主役のはずの試合なのに、オーガスタだけは、僕らよりも他のことの方が重要視されている。こう感じているのは僕だけではないはずだよ」と付け加えていた。

トムズはツアーの中でも穏やかな性格で知られ、もっともルールなどを重んじる選手として有名だが、そのトムズがここまで発言したということでも注目を浴びている。一方、このトムズの発言を受けて、オーガスタ・ナショナルの広報担当に問い合わせたが、返事は「ノーコメント」という一言だけだった。