2023年 ソニーオープンinハワイ

比嘉一貴は次戦UAEへ 浮かんだ課題は「アイアンショット」

2023/01/16 14:18
昨季の日本ツアーの賞金王。予選を通過して4日間戦い切った

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(15日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

日本ツアー昨季賞金王の比嘉一貴は最終日を4バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「71」とし、通算2アンダー72位で終えた。「ショットの感じは4日間で一番良くて『ましかな』と思ったけど、少し流れが悪かった」とパッティングに反省を残した。

それでも、5オーバーで予選落ちした2020年大会よりも成長していることは明らか。「まだまだ。伸ばさないといけないところはたくさんある」とし、「それはそれで収穫はあったかな。自分の調子はそんなに良いわけではなかったけど、正直もう少しできたんじゃないかと思うところはある」と悔しがった。

アイアンショットへの課題が、より浮き彫りになった

4日間で浮かび上がった課題は「アイアンショット」という。練習場で思い通りのショットをできても「本番で悪くなる。自分のスイングなのか、芝のせいなのか。どっちもあると思うけど、まだどっちが大きな要因か分からない」。

母校・東北福祉大カラーの黄色ではなく黒いウェアを着ていたが、途中で着替えた

一度帰国し、2月2日にUAEで開幕する欧州ツアー「ラアス・アル=ハイマ選手権 by フェニックスキャピタル」(アルハイマGC)に出場する予定。日本ツアー賞金王の資格で20試合前後に出場できる見通しで、その後は「状況次第」とした。

世界ランキングの順位によっては、3月「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」出場も視野に入る。「そういう意味でも今週は大事だった。出られたらラッキーぐらいで」と話した。初出場となる4月の「マスターズ」までに、宮崎での合宿も計画中だ。(ハワイ州ホノルル/石井操)

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