タイガー・ウッズ基金が主催となり新規トーナメントを開催!
27日(火)午後、PGAツアーのティム・フィンチェム・コミッショナーは、ツアーとタイガー・ウッズ基金が協力し、7月4日の独立記念日の週にワシントンDCで新しい大会を実施することを発表した。PGAツアーのトーナメントが2006年限りで姿を消したワシントンDCにとって、ビッグ・ニュースとなっている。
ティム・フィンチェム(PGAツアー コミッショナー)
「今からワクワクしますね。私にとって長年、“仕事場”でもあったワシントンは、ゴルフをはじめ、様々なスポーツがさかんな都市です。私にとって思い出の場所でもあるアメリカの首都で、タイガー・ウッズ基金と協力し、独立記念日の週に大会を開催できることになり、格別な思いです。ワシントンのファンは、大会を待ちきれないことでしょう。そして、タイガー・ウッズが関わる点でも特別な大会となります。来週、タイガーと共にワシントンで大会の詳細をつめることになりますが、楽しみです」
記者
「開催コースとタイトル・スポンサーは決まったのですか?」
ティム・フィンチェム
「それは来週にならないとお話しできません。ワシントンには優れたコースがいくつもあるので、必ず素晴らしい開催地に決まると思っています。また、タイトル・スポンサーに関しては、交渉の最終段階に入っています。良きスポンサーに恵まれるのは間違いありません。地元のファンのために、そして、PGAツアーとタイガー・ウッズにとって最高のトーナメントが実施できると信じています。私も言葉で表現できないほどの喜びでいっぱいですし、早く契約を結びたいと思っています」
長年「ケンパー・オープン」と「ブーズアレン・クラシック」が行われたTPCアベネルでは、現在、改修工事が行われているため、今年のトーナメント開催は不可能となっている。また、「プレジデンツカップ」が行われたロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフ・クラブの関係者は「PGAツアーの大会の開催はあり得ない」と話している。
今のところ、コングレッショナル・カントリー・クラブに決まるとの見方が強く、既にコングレッショナルのメンバーの間では投票が行われたとも伝えられている。開催コースがどこになるにせよ、PGAツアーの選手は、独立記念日の週にアメリカの首都で大会が行われることについて、喜びを隠せないようだ。
デービス・ラブIII
「ワシントンDCに戻ること、独立記念日の週であること、そしてタイガー・ウッズ基金に協力できるのが何よりですし、ワシントンDCにとってもツアーにとっても素晴らしいことです。いつか必ず戻ると思っていましたが、予想より早かったですね」
スチュワート・シンク
「PGAツアーと政界は、かなり昔から結びつきがあり、これまでいい関係を保ってきました。ツアーの仕組みや法律に関わることなど、いろいろありますからね。それだけに、ツアーが何年も離れると思われていたワシントンDCに戻るというのはいいことだと思います。特に愛国心が一番強まる独立記念日の週の開催は、『ジ・インターナショナル』の開催中止という悲しいニュースのあと最高の知らせになりましたね」
記者
「またワシントンDCでプレーできるそうですよ」
フレッド・ファンク
「ええ、さっき聞いたのですが、嬉しいですね。ぜひ世界に誇れるコングレッショナルで開催してほしいと思います。強豪が揃いそうですし、独立記念日の週・・・かなり暑くなりそうですが、私は気になりません。ツアーはワシントンDCと縁を切るべきではありません。いろいろ事情があったとはいえ、ワシントンDCを離れると知った時は信じられませんでした。それだけに今回の決断は嬉しいですね」
来週の水曜日にワシントンDCで行われる記者会見には、ティム・フィンチェム・コミッショナーとタイガーが出席する予定。舞台となるのはバージニアかメリーランドか、それともワシントンDCか、そこで明らかになる。