米国男子ツアー

早くも臨戦態勢!「マスターズ」優勝候補たち

2007/03/27 09:00

フロリダ連戦も終了し、来週ツアーはテキサス州のヒューストンへ。選手たちの気持ちはすでに「マスターズ」一色だが、ここで来週のトーナメントに出場しない選手たちは「マスターズ」に向けてどのような準備をするのかを聞いた。

アーニー・エルス
「オーガスタにはすでに2、3回行きましたから、ここからオーランドの家に帰って“タビストックカップ”でプレーします。その後2、3日休んでまた週末に練習します。」

ジム・フューリック
「ショットの調整は出来ますが、アプローチやパットなど“マスターズ”に向けて調整するということは難しいですね。オーガスタのように速くて傾斜がきついグリーンがある場所というのはなかなかありません。あそこでは特に、転がして寄せる事が多いですからね。でも実際、オーガスタでは大会が始まってからコンディションが大きく変わるので、会場入りしてから調整することが一番なのです。」

セルヒオ・ガルシア
「特別には何もしません。今まで上手く行った試しがありませんからね。あのコースは他と比べ物にならないくらい難しいので考えるだけ逆効果です。とにかく月曜に会場入りして、2回くらい練習ラウンドをプレーします。」

ジェフ・オギルビー
「明日、オーガスタをプレーする予定です。別に調整の為ではなく、ただプレーしたいからというのが本音です。とにかく行ってアプローチの感じを掴んできます。あそこで良いプレーをする為のコツなんかはありません。とにかく、のぼりのパットを残すということが大原則です。」

チャールズ・ハウエルⅢ
「オーガスタでは来週一度プレーして、そして日曜日にもう一度プレーする予定です。プレーの際はデビッド・レッドベターやアシスタントの方と一緒に行きます。」

フィル・ミケルソン
「ショットの面では会場入りする前に準備が出来ていないといけませんが、“マスターズ”の為にアプローチを調整できる場所なんかはどこを探してもありません。まあ2006年のベルサウスでは良い練習になりましたけどね。」

今年ディフェンディング・チャンピオンとして「マスターズ」に乗り込むフィル・ミケルソンだが、大会後、ブルーモンスターから少し離れたレッドコースでブッチ・ハーモンと練習する姿があった。ミケルソンの話では「ハーモンからはマッチプレーの週にも一度見てもらった事があり、それほど大げさな事ではない。今回はミドルアイアンを中心に見てもらった」という事。さらに「複数の人に見てもらうのは良い事だが、メインのコーチは今でもリック・スミスだ」と言っている。