ウッズ＆マキロイがバーチャルゴルフの“新リーグ”を発足

◇米国男子プレーオフ第3戦（最終戦）◇ツアー選手権 事前情報（24日）◇イーストレイクGC（ジョージア州）◇7346yd（パー70）

タイガー・ウッズとロリー・マキロイ（北アイルランド）がPGAツアーとの協力で“新リーグ”を立ち上げる。実際のプレーと仮想現実を組み合わせ、PGAツアー選手によるチーム戦を実施。2024年1月からテレビ放送向けのイベントとして行う。

選手は通常のゴルフ場ではなく、サッカー場の4分の3程度の広さの特設コートでプレー。1Wなどのロングショットはシミュレーターの巨大ビジョンに向けて打ち、計測データに基づいて次のショットの地点を決定。パッティング等のショートゲームは、形状が調整できるグリーン周りから現実世界のストロークで競う。

1組3人、6チームが年間15試合のレギュラーシーズンを戦い、上位4チームがポストシーズンに進む。会場は未定だが、PGAツアーのスケジュールに沿うように開催する。バーチャルとリアルを組み合わせることで、歩く距離が実際のゴルフプレーよりも減り、競技時間が短縮される。放送はツアー大会のない月曜日の夜を予定している。

ウッズとマキロイは23日に共同会社「TMRWスポーツ（トゥモロー・スポーツ）」の設立を発表したばかり。提携はゴルフを若い世代に広める狙いがある。マキロイは「ツアー選手権」開幕前日の会見で「この仕事に2年かけてきた。PGAツアー選手の違った一面を見せられる機会になる」と期待した。