2022年 RBCヘリテージ

“人生最高のパー”ならず 2罰打にフリッテリ「ルールは不滅」

2022/04/19 11:29
ディラン・フリッテリが披露したのは…※写真は2022年「バレロテキサスオープン」(Stacy Revere/Getty Images)

◇米国男子◇RBCヘリテージ 最終日(17日)◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7121yd(パー71)

「これは人生最高のパーだと思いました」。米ツアー1勝のディラン・フリッテリ(南アフリカ)が“珍打”を振り返った。

1つ落として迎えた前半6番パー4だ。ティショットが左に飛んで、2打目を打とうとしたが、ボールが目の高さまで垂れ下がる木の枝に引っかかっていた。

多くのギャラリーがスマホを片手に見守る中、フリッテリはボールの後ろで構えて、長尺パターのシャフトを半分ほど握った。

“剣道の面打ち”のようにクラブを頭上に掲げて素早く振り抜くと、ボールは10m先のフェアウェイに。ギャラリーからは拍手が沸き起こった。

I thought this would be the greatest Par of my life 😲 I was assessed a 2-stroke penalty for “standing astride” my intended line of play during this shot. The rules of golf remain undefeated ✌🏼 🙄@SportsCenter top 10 play maybe? pic.twitter.com/KvnIIsXuQ9

— Dylan Frittelli (@Dylan_Frittelli) 2022年4月17日

144ydの3打目で3mにつけて渾身のパーセーブと思われたが、ツアーはゴルフ規則10.1cにより、2罰打を科してダブルボギーとなった。

フリッテリは自身のTwitterに「ゴルフのルールは不滅です」とコメント。この日はバーディなしの3ボギー1ダブルボギー「76」でプレー。38位から出たが、通算1オーバー66位に終わった。

※【ゴルフ規則10.1c】(抜粋)
プレーの線をまたいだり、踏みながらストロークを行うこと
プレーヤーは、故意に足をプレーの線(または球の後方延長線上)の両側に置いたスタンス、またはいずれかの足でプレーの線(または球の後方延長線上)に触れたスタンスでストロークを行ってはならない。

2022年 RBCヘリテージ