ティショットが観客のシャツの中へ 松山英樹は「68」

◇米国男子プレーオフ第1戦◇ザ・ノーザントラスト 2日目（20日）◇リバティーナショナルGC（ニュージャージー州）◇7410yd（パー71）

松山英樹は9バーディ、3ボギー1トリプルボギーの「68」でプレーし、通算5アンダーで2日目を終えた。ホールアウト時点で25位前後。

前半5番からの5連続バーディで折り返した直後の10番。フィニッシュで右手を離した1Wでのティショットは右に曲がり、カート道方向に。ボールは大きくバウンドした後、ギャラリーの男性のシャツの中に入った。

PGAツアーの映像によると、男性は「僕の足の間に来たボールはひざに当たって、どういうわけかシャツの中に巻き込まれたんだ」。大会スタッフは「動かないで！」と促した。

松山は「あなたですか?」と苦笑い。男性の足元にティペグで起点を作り、無罰で救済措置を受けた。男性が体を揺らして転がり落ちたボールにサインを書き、手渡した。

結局、このホールはボギー。その後、17番までに2つ伸ばしたが、最終18番でフェアウェイバンカーからの2打目を大きく右に曲げるなどしてトリプルボギーを喫した。