2021年 WGCフェデックス セントジュード招待

「壁に当たった感じ」木下稜介は学びと驚きの初WGC

2021/08/09 16:45
木下稜介は43位で終えた※写真は大会3日目(Ken Murray/Icon Sportswire via Getty Images)

◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 最終日(8日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7233yd(パー70)

今季国内ツアーで初優勝から2試合連続優勝を飾り、7月には初の海外メジャー「全英オープン」、そして初の世界選手権シリーズ(WGC)となる今大会と戦いの場を広げてきた木下稜介。通算1アンダー43位で終えた4日間を「ちょっと壁に当たった感じ」と素直に表現した。

昨年大会の中止やコロナ禍の影響で出場資格も多岐にわたった「全英」に対し、世界ランキング上位者を中心に66人のエリートフィールドが形成されるWGC。「レベルの高さを改めて痛感した。飛距離もそうだけど、すべてにおいて足りないなっていうのが、いま終わった率直な感想」。受けた衝撃度の大きさはメジャーを上回った。

4日間で奪ったバーディ16個は全体26位タイとまずまずの数字だった。一方で15個あったボギー数は59位タイ。ティショットを曲げたときのリカバリー、グリーン周りのアプローチといったディフェンス面のレベルアップを重点課題に挙げる。

同学年で今大会の優勝を争った松山英樹とも練習ラウンドを行い、海外挑戦の思いは膨らむばかり。「もっと練習して強くなって、また挑戦したい」。自主隔離を経て復帰する国内ツアー後半戦も、高い目標を見据えながら戦う。

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