コロナ陽性で五輪欠場のデシャンボー ワクチン接種には消極的?
2021/08/05 15:34
◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 事前(4日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7233yd(パー70)
来日前の検査で新型コロナウイルス陽性と判定されて「東京五輪」を欠場したブライソン・デシャンボーは、10ポンド(約4.5㎏)ほど体重が減ったという姿で復帰戦の会場に現れた。
米ゴルフチャンネルの取材に応じ、「陽性と判定されたときは悲しかった。オリンピックには出られないのだから仕方ないと思うことにしたよ」。陽性判定から数日後には咳や倦怠(けんたい)感といった症状が出た。自主隔離中に自宅のシミュレーターでボールを打つこともあったが、基本的には静養に努めていたという。
久々の試合を前に1Wのスイングスピードが時速5マイル(約2.23m/s)は落ちていることを明かし、「あまり期待はしていない。自分のスイングを取り戻したい」と調整途上を強調。現時点で接種していないワクチンについても言及した。
「ワクチンを接種したからといって、必ずしも発症しないわけじゃない。僕はまだ若い(27歳)し、健康だ。(重症化リスクの高い)必要な人に回ればいいと思う」。デシャンボーの両親も済ませているように、米国ではワクチンが広く普及している。「(接種に)問題はない」とも付け加えたが、当面はワクチンを接種しない意向をにじませた。