“自分への期待”が重圧に 星野陸也の次戦は東京五輪
2021/07/17 08:16
◇メジャー第6戦◇全英オープン 2日目(16日)◇ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)◇7189yd(パー70)
星野陸也は3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「72」とスコアを落とし、通算6オーバー130位に沈んで初めての全英を終えた。
午後4時16分スタートの最終組。初日127位と出遅れ、大きく伸ばしていかなければいけない状況で先にダブルボギーをたたいた。
「グリップが滑ってしまった」と大きく左へミスした1Wショットからトラブルとなったこの2番。“アンラッキー”と割り切ることができなかった自分を悔やむ。
「自分の中でちょっと期待していた分、自分に対して変にプレッシャーをかけてしまった。『もうちょっと行けるんじゃねーのか?』『なんでだ?』みたいな。失敗を引きずって、自分を追い込んでしまうことが多かった」。ようやく気持ちを切り替えられたのは、予選通過が現実的ではなくなった終盤に入ってからだった。
5月「全米プロ」、6月「全米オープン」に続き、初めて1シーズンに3つのメジャーを経験。国内ツアーに復帰する前には日本代表として戦う「東京五輪」が控える。
その先も明確な目標がある。「(来年4月の)マスターズに出たい。(出場につながる)世界ランキング50位以内に入るには、賞金王を目指さないと。ここから1勝、2勝としていきたい」とリスタートを誓った。(イングランド・サンドウィッチ/亀山泰宏)