2021年 全英オープン

20代ラストは激動の一日 木下稜介がダボ3つにめげず6バーディ

2021/07/16 09:23
木下稜介は息のつけない一日になった

◇メジャー第6戦◇全英オープン 初日(15日)◇ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)◇7189yd(パー70)

メジャー初出場の木下稜介は6バーディ、2ボギー3ダブルボギーと出入りの激しい「72」で2オーバー91位として初日を終えた。

ドローヒッター泣かせの左からの風が続いた序盤はドタバタ。1番こそナイスパーセーブも、ティショットが右のフェスキューにつかまった2番、さらに3番(パー3)と連続ダブルボギー。「『90』打つんじゃないかって、心配になりました」と苦笑いで振り返る。

バーディを獲り返した4番もラフからの2打目がフライヤーして奥のテレビ塔の中に入り、ドロップゾーンからのチップインという目まぐるしい展開だった。

ポットバンカーに入れた後半15番で3個目のダブルボギー。全英ならではのトラブルにはまりながら、続く16番(パー3)ではPWでピンそば20㎝に絡めるスーパーショットを披露してバウンスバック。上がり2ホールも際どいパーパットを立て続けに沈め、1ホール当たりの平均パット数「1.44」はフィールド3位タイとプラス材料はあった。

2日目が行われる16日は30歳の誕生日。「何としても予選通過できるように。ダブルボギーを打たず、しっかり“ボギーを獲る”ことが大事」と戒めを刻んだ。(イングランド・サンドウィッチ/亀山泰宏)

2021年 全英オープン