1都3県の五輪チケットは自動払い戻し ゴルフは最大20万人15億5000万円が対象

東京五輪で1都3県（東京、埼玉、千葉、神奈川）の会場の無観客開催が決まったことを受け、大会組織委員会は10日、観戦チケットの購入者へ払い戻しについて電子メールなどで連絡を始めた。無観客を理由とする払い戻しは自動的に行われるため改めて申請する必要はなく、大会終了後に登録メールアドレスに連絡するという。

埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催されるゴルフも、無観客となる。当初は1日当たり最大2万5000人を収容する計画で、男女の競技とも初日から3日目までが1人7000円、最終日が1万円で販売された。

大会が1年延期となったことで実際に何枚販売されたかは不明だが、単純計算で最大15億5000万円の減収となる。

組織委は「感染拡大の防止を図るためのやむを得ない措置ではありますが、このような状況となったことは大変に残念であり、対象となる会場での観戦を楽しみにしていただいていたチケット購入者の方々には誠に申し訳ございません」としている。