小平智は初体験のコースに完敗 ショートゲーム「通用しねえな」
2021/04/03 12:19
◇米国男子◇バレロテキサスオープン 2日目(2日)◇TPCサンアントニオ(テキサス州)◇7494yd(パー72)
初めてプレーしたTPCサンアントニオを、小平智は「PGAツアーで5本の指に入るくらい難しく感じた」と語った。「グリーンが硬く、ショットでボールが止まらないのでショットでチャンスにつくイメージが湧かない」。ツアー4年目にして初挑戦の大会は通算9オーバーで予選落ちだった。
初日4オーバーの出遅れを取り返したいところで、開始10番から2連続ボギー。14番(パー5)でバーディを決めた直後、15番で1m強のパーパットがカップの左ふちに蹴られた。後半3番(パー3)では第1打をグリーン手前の池に落としてダブルボギー。終盤2ホールをバーディで締めながら「77」をたたいた。
1Wの飛距離では5アンダー4位で終えた同組のブラント・スネデカーを何度もオーバードライブしたが、リカバリーの技術に差を感じた。2日間で、パーオンを外した17ホールでパー以下に抑えたのは7ホールだけ(全体132位)。「悔しいですけど今の感じではこのコースでは戦える気があまりしなかった。久々でしたね、『通用しねえな』という感じがした。アプローチ、パターで痛感させられた」
「マスターズ」への出場権をつかめず、次戦は2週後の「RBCヘリテージ」(サウスカロライナ州ハーバータウンGL)。2018年に優勝した大会だ。「あそこはイメージもいいコース。いいきっかけをつくりたい」。夕暮れ時の練習場にすぐに向かっていた。(テキサス州サンアントニオ/桂川洋一)