「戦い続けろ」入院中のウッズから鼓舞 デシャンボーも激励を返信

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 最終日（7日）◇ベイヒルクラブ＆ロッジ（フロリダ州）◇7454yd（パー72）

逆転で今季2勝目を飾ったブライソン・デシャンボーが、先月23日にカリフォルニア州ロサンゼルス近郊で自動車事故を起こし、入院中のタイガー・ウッズからこの日の最終ラウンド前にメッセージをもらったことを明かした。

2位で最終日最終組に入ったデシャンボーは「今朝メッセージをくれた。まったく考えてもいなかった。（事故による負傷で）本当に大変な時間を過ごしているのに、僕のことを考えてくれているなんて」と突然のエールに驚いた。

大会最多の8勝をマークしているウッズから「戦い続けろ」、「ミスター・パーマーのように勇敢にプレーしろ」と背中を押されると、デシャンボーも返信で「前に進み続けてください。きっと乗り越えられる。あなたは私が知る一番の働き者で、我慢の末にきっと良くなる」と激励した。「僕らが（文面で）話していたのは、何回ノックダウンされたかではなく、何度も立ち上がって前に進むことが大切だということ」

優勝者に贈られるアーノルド・パーマーが愛用した赤いカーディガンを羽織り、「これはパーマーさんだけのものでなく、彼がいま置かれた状況を考えるとタイガーのためのものでもある」と2人のレジェンドに感謝した。（フロリダ州オーランド／桂川洋一）