デシャンボーが“555ydパー5”で1オン挑戦? 過去にデーリーは「18打」
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 事前情報(3日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7454yd(パー72)
ベイヒルクラブ&ロッジの名物は6番、円形の大きな湖の周りを反時計回りに“半周”するような左ドッグレッグのホールだ。555ydに設定されているパー5だが、ブライソン・デシャンボーがウォーターハザード越えの1オンに挑戦するかもしれない。
ティイングエリアから湖の向こうのグリーンに到達するためには、350yd近いキャリーが必要とされる。第1打で2つのフェアウェイバンカー方向に1Wや3Wショットを放って2オン、または3オンさせるのが定石だが、デシャンボーは開幕前日に1オンにトライした。
プロアマ戦の最中に、多くのスマホカメラの前で「みんなこれが見たいはず」とグリーンを狙った。右からのやや向かい風に「きょうは風が強すぎる。できるかなあ…。よし、力いっぱい振るよ」。ティボックスよりも前に出て1Wを振りちぎったが、挑戦した2球はいずれも水しぶきを上げて失敗。計測器でのボールスピードは時速194マイルに達したという。
Thought I would attempt to carry the 6th hole today (340 with the carry). Wind was brutal and I came up short (only gave it a few tries), but might be something I go for if the conditions are right. We’ll see. 👀 @APinv @FlightScopeGolf @cobragolf pic.twitter.com/0GObXvoYWV
— Bryson DeChambeau (@b_dechambeau) 2021年3月3日
肉体改造から昨年ツアートップの飛距離を得たデシャンボーは過去に、同ホールでコンディションさえ整えば、1オンを狙う考えを示していた。ショートカット成功のためにはフォローになる北風が望ましいが…。
かつての飛ばし屋、ジョン・デーリーは1998年大会でグリーンを直接狙い(打ち直しの3打目以降は前方のティイングエリアから)、5回池に入れた。球のストックがなくなったこともあり、6回目(13打目)でようやく安全な右サイドを向いてラフに置いた。スコアは「18打」だった。