同宿スピースと4打差トーマス 優勝争いへディナーの話題は?
◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 3日目(6日)◇TPCスコッツデール (アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
ジャスティン・トーマス、ジョーダン・スピース、リッキー・ファウラーというPGAツアーが誇る3人のスター選手は今週、スコッツデールの同じ家を借りてコース外で生活をともにしてきた。
ファウラーは予選落ちを喫したが、3日目に「61」のスピースが首位タイ、「64」のトーマスも4打差5位につける。2011年に高校を卒業した「クラス11」と呼ばれる黄金世代をけん引してきた2人は、最終日に火花を散らすことになった。
「ジョーダンだけじゃない。ザンダーもいる。ほかにもたくさんの素晴らしい選手がひしめいているよ」とトーマス。首位でスピースと並ぶザンダー・シャウフェレも「クラス11」の1人だ。
「僕たちはたくさんの成功を収めてきたけど、2017年がピークだったかもしれない。今年も素晴らしい一年にして、また『クラス11』が頂点に立てたらいいよね」。同世代の中で最も早く才能を開花させたスピースは優勝から遠ざかって久しい。安定したパフォーマンスを発揮するシャウフェレも、なかなか勝ち星が伸びていない。
コンスタントにタイトルを積み重ね、世代トップの通算13勝をマークしているトーマスが有利かとの声には「そうとも言えるし、そうでないとも言える。彼らは、より勝利に飢えているという見方もできる。(スピースの)4打リードという事実は確かなアドバンテージだ。勝ち方も知っているしね。あすは自分のこと以外、何も心配していないよ」
仲間への思いも垣間見せつつ、「僕がうまくやれば、どのホールでもバーディが狙える。自分の世界に入って一打一打に最善を尽くす」と逆転へ闘志をのぞかせた。
優勝争いを目前に控えた両者。宿でのディナーはどんな雰囲気になるのだろうか。「話題は、たぶん(最終日の夕方にある)スーパーボウルかな。僕らは仲がいいし、同時に長いキャリアで何度も戦ってきた。リッキーとは数年前、同じ家に泊まって最終日最終組で一緒になったこともあった。僕はあす最終組じゃないけど、2人で頑張るよ。楽しみで仕方ない」と笑った。