2021年 セントリートーナメントofチャンピオンズ

トーマスが不適切発言を謝罪 ツアーから罰金の可能性も

2021/01/10 16:35
ジャスティン・トーマスが不適切発言で謝罪する事態に(Gregory Shamus/Getty Images)

◇米国男子◇セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目(9日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

通算17アンダーで首位と4打差の5位と大会連覇へ逆転圏内につけるジャスティン・トーマスが不適切発言を謝罪した。

前半4番で1.5mのパーパットを外し、ボギーをたたいた直後に同性愛嫌悪を示す言葉を口走ったという。中継を視聴者がSNSで拡散し、騒動に発展した。

ラウンド後に報道陣から問われ、「まず謝罪させてください」と神妙に切り出した。「僕はそんな(差別をする)人間ではないと言いたいけど、自分がやってしまったことで、言い訳はできない。非常に恥ずかしいし、申し訳ない」

その後も「許しがたいことをしてしまった。不快にさせた方に謝りたい」と繰り返したトーマスに対し、PGAツアーは「ラウンド後に本人が説明したように、ジャスティンの(ラウンド中の)コメントが受け入れられないものであったことに同意する」と声明を出した。AP通信によると、ツアーから罰金を科される可能性もあるという。

PGAツアーでは昨年3月、スコット・ピアシーが米大統領選挙の民主党候補者指名を目指していたピート・ブティジェッジ氏に対し、同性愛嫌悪を示す画像も投稿するなどして複数のスポンサー契約を解除された。2014年にはラウンド中に同性愛者を中傷する言葉をつぶやいたパトリック・リードが謝罪した事例もある。

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