2020年 マスターズ

全てパーオン…からの39パット ケビン・ナが“歴史的記録”

2020/11/13 14:20
すべてのホールでパーオンしながら39パット…ケビン・ナの心中やいかに(提供:Augusta National Golf Club)

◇海外メジャー◇マスターズ 初日(12日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

ツアー4勝のケビン・ナが1バーディ、2ボギー「73」の1オーバーで終えたが、良くも悪くも歴史を塗り替えた。

史上初の秋開催となった11月のオーガスタでパーオン率はホールアウトした選手でただ一人100%を記録したが、7番で14mから3パットボギー、2つのパー5ではイーグルパットを外すなど、パット数は「39」を要した。

この記録を受け、統計学の第一人者であるジャスティン・レイ氏は自身のツイッターで「ケビン・ナにとって良いニュースは、2009年以来、マスターズのラウンドで18ホールすべてパーオンした初の選手となった」と指摘。続けて「悪いニュースは、彼はマスターズの歴史の中(統計は30年以上前までさかのぼる)ですべてグリーンをヒットし、オーバーパーで終えた唯一の選手」とつづった。

昨シーズンのツアー平均パットは全体5位。ナにとっては屈辱的ともいえる“珍記録”となったようで、自身のインスタグラムのストーリー(24時間で自動消滅)に「1ラウンドで39パットは私の新記録です」(すでに削除)と投稿したほどだった。

2012年と15年にいずれも12位に入るなど9度目の出場となるマスターズ。2日目の記録も注目されることになりそうだ。

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