2020年 RBCヘリテージ

マキロイが評するナンバーワンの飛ばし屋は

2020/06/18 16:13
前週「チャールズ・シュワブチャレンジ」最終日に同組で回ったデシャンボー(写真左)とマキロイ(Tom PenningtonGetty Images)

◇米国男子◇RBCヘリテージ 事前情報(17日)◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7099yd(パー71)

ロリー・マキロイ(北アイルランド)はその瞬間、自分のキャディと思わず目を見合わせた。「マジかよ。信じられねえ」。前週の「チャールズ・シュワブチャレンジ」最終日、圧倒されたのは同組でプレーしたブライソン・デシャンボーの1Wショット。「風が吹いた11番ホールで僕は315、320ydくらいのナイスショットを打ったんだ。でもアイツに40ydの差をつけられた。370、375ydは飛ばしていた」

シーズン再開第2戦を控えても、デシャンボーのパンプアップした姿、その体から繰り出されるロングドライブが話題だ。中断中に体重を9kg増量、ヘッドスピードを上げることに成功し、前週4日間のドライビングディスタンスは全体1位の平均340.3ydを記録した。

ウェブ・シンプソン曰く、「去年の(12月)ヒーローワールドチャレンジのときにはすでに大きく、よく飛ぶようになっていた」という。「コロナでさらにデカくなる時間ができたんだろう。先週、別人みたいに見えたから彼の肩に手を置いてみたよ」と中断明けの驚きを語った。

デシャンボーは今季の飛距離部門で全体トップを走る(323.8yd)。ただし、同3位のマキロイ(319.2yd)に言わせれば、ナンバーワンの飛ばし屋とはまだ断言できないらしい。その座について「僕はまだキャメロン・チャンプだと思うな」と25歳の名を挙げた。チャンプの平均飛距離はここまで320.8ydで同部門2位。「彼の方がよりスムーズなスピードがあるみたい。ブライソンほど(飛距離向上への)力を注いでいないようだけど。それでも、(デシャンボーは)そこに近づきつつあるね」と私見を語った。

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