中断のPGAツアーが選手やキャディに金銭支援

新型コロナウイルス感染拡大により延期や中止を余儀なくされている米PGAツアーが、選手とキャディを金銭的に援助する。ゴルフダイジェストなど複数の米メディアが28日、報じた。

選手に送られた電子メールによると、3月8日付のフェデックスカップランキングから予想されるボーナスの最大50％、最大10万ドル（約1070万円）を中断期間中に受け取ることができる。受け取った場合はシーズン終了後に差し引かれる。

現在の同ランク1位（1458ポイント）には、2月「ザ・ホンダクラシック」で初優勝を遂げたイム・ソンジェ（韓国）が立っている。

PGAツアーのタイラー・デニス運営委員長は「トーナメントでプレーできないことが一部のメンバーに与える損害を懸念している」と説明した。同様にキャディも、キャディ慈善基金へ金銭の配布を要求できると報じられている。

ツアーは、5月14日に開幕予定だったメジャー「全米プロゴルフ選手権」（カリフォルニア州・TPCハーディングパーク)までの延期や中止が決定している。同21日開幕の「チャールズ・シュワブチャレンジ」（テキサス州・コロニアルCC）で再開を目論むが、感染拡大の影響により流動的だ。