ウッズはプロアマで省エネ調整 リバティーには苦い思い出
◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 事前情報(7日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7370yd(パー71)
3週ぶりのツアー出場となるタイガー・ウッズは開幕前日のプロアマ戦で、途中から長い距離のショットを打たずに調整した。早朝にスタートし、前半の7番以降はチッピングとパッティングだけに練習をとどめた。
18ホールをゲストと歩いたウッズは、「(体が)硬く感じた」と腰の状態が思わしくなかったことを明かした。「オーガスタ(優勝した4月のマスターズ)で、事前に9ホールをチップとパットだけで回った日と同じことだよ」と大事に至っていない様子を強調。「ずっと言っているように、こういうものなんだ。いつもと比べて硬い日がある。きのう(6日)はショットも良かった。ブルッキー(ブルックス・ケプカ)とDJ(ダスティン・ジョンソン)と一緒に回ったんだ。でもきょうは硬かった。あしたはそうでないことを祈るよ」
前回、リバティーナショナルGCで行われた2013年大会には苦い思い出がある。シーズン終盤の8月までに5勝を挙げた直後、再発した腰痛が深刻化した。象徴的だったのが最終日のシーン。13番(パー5)で第2打を放った直後に激痛を覚え、ひざからフェアウェイに崩れ落ちた。
悲劇を繰り返すわけにはいかない。「去年はプレーをしすぎた」と振り返る。今季から「全米プロゴルフ選手権」が5月に移動したことで、4月から毎月メジャーが行われる厳しいスケジュールになった。対応策を練っているところでもある。
7月「全英オープン」で予選落ちしてから、2週のオフを取って全3戦のプレーオフシリーズに入った。フェデックスカップポイントランキングは28位。昨年、5年ぶりの復活優勝を果たした最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)に出場するためには、30位以内をキープすることが必要だ。そして参戦が決まれば、シーズンで初めて3連戦をプレーすることになる。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)
2013年「ザ・ノーザントラスト」(当時「ザ・バークレイズ」)