初メジャーで予選通過 稲森「失うものない」 浅地「ガンガン行く」
2019/07/20 09:46
◇メジャー第4戦◇全英オープン 2日目(19日)◇ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)◇7344yd(パー71)
日本勢8人が出場し、ともにメジャー初出場の稲森佑貴と浅地洋佑が通算1オーバー58位で決勝ラウンドに進んだ。
稲森は1アンダー20位から出て、1バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「73」。「悪くてもパープレーで上がりたかった」と目標は下回ったが、前日の貯金が生きた。
前半はパーを並べ、後半12番(パー5)でバーディ先行。「波に乗るかと思った」が、14番でダブルボギー。ティショットを左にひっかけてブッシュへ入れた瞬間、カットラインを意識したという。
フェアウエイキープ率は前日の71.43%から64.29%に。日本ツアーで2015年から4年連続フェアウエイキープ率1位と“日本一曲げない男”でも「目まぐるしく回っていた」という風に神経をすり減らされた。
ポジションに納得はしていないが、「リンクスの洗礼を受けたと思って前向きになれる」と話し、「失うものはないんで、アグレッシブに攻めていければ」と最低目標を1日3アンダーに据えた。
一方、1オーバー54位から出た浅地は4番でダブルボギーを先行させて、「心が折れそうになったがなんとか踏みとどまった」とその後に2つ取り返して「71」。
「とにかくカットラインに戻すことが先決だったんで、攻めつつ守る、手堅いゴルフだった。あしたからはガンガン行ってもいいのかなと思う」と意気込みを口にした。(北アイルランド・ポートラッシュ/清野邦彦)