2019年 ANAインスピレーション

ミスを悔やんだ畑岡奈紗「もうちょっと考えながらやりたい」

2019/04/05 11:45
風も影響するグリーン上でラインを読む畑岡奈紗

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 初日(4日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6834yd(パー72)

自身初のメジャー制覇と2週連続優勝を目指す畑岡奈紗は、初日を3バーディ、4ボギーの1オーバー「73」として、首位と5打差の42位。ラウンド中盤から強くなった風にも惑わされて、スコアを伸ばすことができなかった。

序盤につまずいたのは、2つの3パットだった。「練習グリーンよりゆっくり感じた」と、前半12、16番でそれぞれファーストパットをショートさせて3パット。だが、18番(パー5)は3打目でグリーンを外しながらも約10ydをチップインバーディとして、なんとか悪い流れは断ち切った。

後半4番で2mを沈めてバーディとし、イーブンパーまで戻すことに成功した。途中、ドローボールが持ち球の畑岡だが、「(右に出た球が)思ったより戻ってこない」と、グリップテンション(グリップの握り)が強過ぎることに気づいたという。とはいえ、コースは風が吹き乱れる難コンディション。「パーでいいという感じでやっていた」と無理に攻めることはしなかった。

ショットは悪くないものの、マネジメントミスを悔やんだ畑岡奈紗

だが、8番(パー3)でティショットをグリーン奥に外してしまう。「6Iで軽めに打ったけど完全にクラブミス。7Iで打っていれば、あんなにオーバーしなかった」と、フォローの風に乗って“外してはいけないところ”に外してしまう。このホールをボギーとして、結局1オーバーで初日を終えた。

「スイングのフィーリングは良いし、ティショットもそんなにラフにはいってない。もうちょっと考えながらやりたいです」とマネジメントミスを悔やんだが、まだ上位との差は離れていない。残り3日で巻き返すチャンスも十分にあるはずだ。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/今岡涼太)

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