2019年 キア・クラシック

午前組の畑岡、上原、横峯はそろって決勝へ

2019/03/30 08:22
通算5アンダーと上位をうかがう位置で決勝ラウンドへ進出した

◇米国女子◇キア・クラシック 2日目(29日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6558yd(パー72)

大会2日目に午前スタートとなった畑岡奈紗上原彩子横峯さくらの3選手はそろって予選通過が確実な位置で、2日目のラウンドを終えた。

18位から出た畑岡は3番までに2オーバーと出遅れたが、5番でピン上7mのバーディパットを沈めて復調した。以降は3つのバーディを重ねて、ボギーは0。難度の高い最終18番も、2打目を2mにつけてバーディで締めくくった。

通算5アンダーとして上位を追うが、「ところどころ、まだしっくり来ないところがある」と、パッティングには不安を残したまま。それでも、この日の上がり3、4ホールは思った通りに打てたといい、「あすも最初からショットもパットも良い感覚で行ければ(ビックスコアも)出せなくはない」と、ムービングデーのチャージに期待した。

パットは入ったり、入らなかったり。「同じことをやるだけ」と上原

畑岡と同じく3アンダー18位から出た上原は2バーディ、3ボギーと1つ落として通算2アンダーに後退した。午前7時スタートの第1組は「スタートの20分前にしか明るくならなかった」と、寒さの影響もあって距離感に苦しみ2連続ボギーで発進。それでも、以降は立ち直り、通算2アンダーで踏みとどまった。ゴルフの調子は悪くない。「あと2日チャンスがあるので、上だけを見てたくさんバーディを獲っていきたい」と、自らを鼓舞した。

パットが入らずグリーン上で苦笑いの横峯さくら

最終18番でティショットを池に入れ、一瞬ひやりとした横峯だったが、ドロップ後の3打目を6mにつけてボギーフィニッシュ。4バーディ、3ボギーの「71」で通算1アンダーとして、2戦ぶりの決勝進出を確実にした。

「プレッシャーのかかるホールになると、どうしても(ショットで)左に行くイメージが強くなる」というかつてのイメージと格闘している。「きょうは『フィニッシュをきれいにとること』を課題にしていたけど、後半はできたホールが少なかった」と反省した。「もったいないラウンドだったけど、残り2日プレーできるのは、いまの私にとってはすごく大きい」と2戦ぶりの決勝進出に横峯の表情も明るかった。(カリフォルニア州カールスバッド/今岡涼太)

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