永峰、上田、シガンダの同組3人が2位 それぞれの表情
◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 最終日(4日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659yd(パー72)
最終組の2組前で回った上田桃子、カルロタ・シガンダ(スペイン)、永峰咲希の3選手が、それぞれ4アンダー「68」をマークして、通算12アンダーの2位に並んだ。終盤まで優勝争いに加わったが、畑岡奈紗に2打差で振り切られた。
今大会2勝を誇る上田は、最終18番(パー5)をバーディ締め。「きのうはボギーにしてしまったので、リベンジできて気持ちよかった」と爽やかな笑顔をみせた。「最終ホールの3打目まで苦しい場面が続いていたけど、アプローチ、パターが良かった。バンカーもうまくセーブできたし、自分の持ち味をいかせたと思う」と納得の表情で振り返った。
12番、16番と2つのパー3でホールインワン寸前のショットを見せた永峰は「どっちか入っていればよかったのに!」とおどけつつも、「少しパターが打ち切れなかった」と13番での3パットを悔しがった。
「途中でボードをみてびっくりしたけど、ほどよい緊張というか焦ることなく、平常心でできたと思う。でも、思っていた以上に世界の技術は高かった。もっとスキルアップしていかないと、こういう選手たちには勝てないなということを思い知りました」と、課題も得た大会となったようだ。
今大会6勝(アニカ・ソレンスタム5勝、 小林浩美1勝)を誇るベテランキャディ、テリー・マクナマラ氏とタッグを組んだシガンダは「優勝はできなかったけど、ハッピーです。きょうもボギーがなかったし、3日間でボギーは2つだけ。良いゴルフだったと思う」と微笑んだ。
「奈紗が勝って、日本のファンの皆さんも喜んでいると思います。祝福します」と、母国Vを飾った畑岡に賛辞を贈った。(滋賀県大津市/今岡涼太)