2018年 全英リコー女子オープン

心弾む週末へ 岡山絵里は初の海外メジャーで予選通過

2018/08/04 08:41
初の海外メジャーで予選通過。岡山絵里は週末を心待ちにした

◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 2日目(3日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6585yd(パー72)

海外メジャー初出場の22歳、岡山絵里は「72」で回り、通算1オーバーの55位タイとしてカットライン上で予選通過を決めた。

午前組でホールアウトし、直後はカットラインが揺れ動く状況だった。「大丈夫かな?100%?」と報道陣に聞いて、ソワソワした様子。ほぼ間違えなく通過と聞くと「良かった。うれしい」と安堵の笑みを浮かべた。

予選2日間は前年覇者キム・インキョン(韓国)、地元イングランド勢で世界ランキング最上位(27位)のチャーリー・ハルと同じ注目組。「インキョンは、めっちゃうまかった。バンカーに入れても刻んだり、UTでもバーディチャンスにつけたり。ミスもするけど、ボギーをなかなか打たない。勉強になる」と目を輝かせた。

前週の国内ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、腰痛のため初日の朝に欠場を決断した。「全英に行きたかったし、無理はできない」。国内の賞金ランキングの資格で出場権を得たメジャーを優先した。人生初の渡英で、宿泊地のブラックプールは英国有名の観光地だ。コースを出れば、携帯電話を片手に「写真を撮りまくっています」。

今季国内初優勝を挙げ、海外挑戦へ興味は尽きない。「あした、あさってと、また勉強できる。そこで良いプレーができれば収穫になる。すごく大きい」。刺激たっぷりの週末に心を弾ませた。(イングランド・リザムセントアンズ/林洋平)

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