ショートヘアで心機一転 畑岡奈紗が米最終予選会に向け渡米
2016/11/19 11:42
10月の「日本女子オープン」でアマチュアとして初のメジャー優勝を飾り、宮里藍の18歳110日を更新するツアー史上最年少(17歳271日)でプロ転向した畑岡奈紗(ルネサンス高3年)が、米女子ツアーの来季出場権を懸けた最終予選会(ファイナルQスクール)出場の為、19日(土)、会場のフロリダ州に向けて成田空港を出発した。
肩まであった髪をバッサリ切って、軽快なショートヘアで報道陣の前に現れた畑岡。先週、国内プロデビュー戦を飾った「伊藤園レディス」(最終順位26位)直後に「ジャマだったから・・・」とヘアスタイルをチェンジした。「母には最初びっくりされたけど、『いいんじゃない?』と言われました」と頬を赤らめた。
予選会は、今月30日から12月4日までの5日間、90ホールストロークプレーで、フロリダ州デイトナビーチ、LPGAインターナショナル(ジョーンズコース/ヒルズコース)で行われる。「経験がない」という長丁場に備え、「伊藤園レディス」出場後からは重点的なトレーニングで体力増進を図るとともに、ショートゲームを中心に練習を重ねてきた。
今月初旬の「TOTOクラシック」の大会期間中には、米ツアーを主戦場とするミンジー・リー(オーストラリア)、野村敏京らと食事を共にし、2コースを使用して争われる攻略方法についてアドバイスをもらった。「20位以内に入って、USLPGAツアーに参戦できるように頑張りたい」と意気込みを語った。
最終予選会には158名が出場。72ホール終了時点で上位70位タイまでが決勝ラウンドに進出し、上位20名の選手が来季出場権を獲得できる。(編集部・糸井順子)