前年覇者とカブる?22歳パク・ソンヒョンが初出場で1差追う
2016/07/10 10:27
今季の女子メジャー第3戦「全米女子オープン」は最終日を前に、リディア・コー(ニュージーランド)が通算7アンダーで単独首位に立った。目下の世界ナンバーワン選手が最後に主役の座を奪ったが、このムービングデーをトップで迎え、終盤まで引っ張ったのは、大会初出場の韓国の新星だった。
3日目を終えて首位に1打差の2位タイにつけるパク・ソンヒョン(朴城炫)は1993年生まれの22歳。韓国女子ツアーで既に7勝を挙げ、昨年初めて参戦した米国女子ツアー「LPGA KEB・ハナバンク選手権」で2位に入って話題をさらった。今季出場した3試合のうち、メジャー「ANAインスピレーション」を含む2試合でトップ10入りを果たしている。
細く見える上半身をダイナミックに使う1Wショットの飛距離が武器。今大会はここまでドライビングディスタンス部門で全体4位(261.2yd)につけている。「年上の先輩たちがたくさんいて、プレーもしやすい。思っていたほど緊張しなかった」と負けん気の強さも十分。ちなみに、現在の主戦場である韓国ツアーでは今季、パーオン率、平均飛距離、平均スコア、バーディ率、パー4の平均スコア、パー5の平均スコア部門でいずれもトップに立っている。
初出場で全米女子オープン優勝となれば、前年大会のチョン・インジ(韓国)に続き史上5人目の快挙。ほかにもふたりの戦績には共通点がある。どちらもキャリア初優勝を遂げたのは「韓国女子オープン」。チョンも前年大会を制するまでに、韓国で7勝を挙げていた。