2016年 コーツゴルフ選手権

野村敏京と横峯さくら 上位フィニッシュにも悔い

2016/02/07 10:48
第3ラウンド中盤まで優勝争いに絡みながらも、13位に終わった野村敏京

米国女子ツアー「コーツゴルフ選手権 by R+L Carriers」最終日は、第3ラウンドの未消化分に引き続いて最終ラウンドが実施され、韓国のジャン・ハナ(韓国)が通算11アンダーでツアー初優勝を果たした。日本勢は通算5アンダーの13位とした野村敏京を筆頭に、通算4アンダーの16位に横峯さくら、通算3オーバーの53位に宮里藍、通算6オーバーの65位に宮里美香が続いた。

野村は前週のシーズン開幕戦「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」に続く13位で、再び日本勢最高位。悔やまれるのは、早朝に前半7番から再開した第3ラウンドだ。8番をバーディとして一時は首位と2打差まで迫ったが、9番のダブルボギーで大きく減速。最終ラウンドを迎える時点では、首位と6打差まで開かれていた。

「第3ラウンドが少しもったいなかった。仕方ないけど、あまり良い気分ではないです」

そんな反省が口をつく中でも、2試合続けて首位争いを演じられたことは大きな収穫だ。「しっかりと分かってきたのは、去年よりもパッティングなど全体的に良くなってきたこと。優勝争いができる実力になってきたのかな、とは思います」と前を向いた。

この日27ホールをプレーした横峯は、26位の位置で最終ラウンドへ。後半10番までに5バーディを奪うなど「69」と伸ばしての上位フィニッシュとしたが、いずれもパー5の後半12番、18番をボギーで落としただけに後味の悪さも残した。「すごくもったいない。アンダーで回れたのは良かったけど、悔しいですね」。

上位フィニッシュにも消化不良のラウンドに悔しさをにじませた横峯さくら

宮里藍は、最終ラウンドを3バーディ、4ボギー「73」と1つ落として終了。「内容は良かったし、チャンスも多いラウンドだった」とショットの好調を認める一方で、今の課題はグリーン周りのアプローチにあるという。「パーオン率が上がってアプローチの回数が減ると、フィーリングが出たり、出なくなったりする。安定したものを練習で作っていきたい」とした。次戦は2週間後にタイで開催の「ホンダ LPGAタイランド」となる予定。

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