2015年 KPMG女子PGA選手権

「勝てたらうれしい」17歳ヘンダーソンが1打差2位

2015/06/12 10:18
17歳のブルック・ヘンダーソンが首位と1打差の2位発進。世界ランク1位のコーとは同学年だ

米国女子メジャー今季第2戦「KPMG女子PGA選手権」初日を終え、17歳のブルック・ヘンダーソン(カナダ)が6アンダーで首位と1打差の2位につけた。

10番スタートのこの日、12番(パー5)では残り204ydからの2打目を7Wでピンそば90cmにぴたりとつけてイーグル奪取。その後も5つのバーディを積み重ねたが、最終9番で痛恨の3パット。この日唯一のボギーとして、首位の座を明け渡した。

それでも、今年4月の「スウィンギングスカートLPGAクラシック」で3位に入り、その後に出場した4試合でトップ25を外していない実力は、メジャーセッティングでも健在だった。

昨年末のQスクールは、18歳未満のため受験できず、現時点ではツアーメンバーではない。今大会も主催者推薦で出場している。18歳未満でも米ツアーで優勝すれば、レクシー・トンプソンやリディア・コー(ニュージーランド)のように特例でメンバー入りが認められることが濃厚だ。

「もちろん、それ(優勝)は頭の片隅にある。もし勝てたら、とてもうれしい。でも、最終的な目標は来年のツアーカードを手に入れて、長くツアーで活躍すること。だから、どんな道をたどったとしても、そこにたどり着けばいい」

昨年の「全米女子オープン」では10位タイに入った実績もある。世界ランク1位のコーと同学年の17歳が、今週も大きな注目を集めそうだ。(ニューヨーク州ハリソン/今岡涼太)

2015年 KPMG女子PGA選手権