2014年 ミズノクラシック

過去2勝の上田桃子が無念の欠場 比嘉がイン

2014/11/06 18:04
大会前日、無念の欠場となった上田桃子。青ざめた顔で足早に会場をあとにした

2007年、2011年と「ミズノクラシック」2勝を誇る上田桃子が、体調不良のため、大会前日に無念の欠場を決断した。

今季2勝目を飾った先週の「樋口久子 森永レディス」でもプロアマ戦を途中棄権するなど万全の体調ではなかったが、伊勢志摩入りした今週月曜日は「お腹が痛くて全然眠れなかった」という状態。火曜日こそいったん回復の兆しを見せたが、水曜日には39度近い熱が出て、この日コースに顔を出した上田の表情も青ざめたままだった。

過去にも急性腸炎を患ったことのある上田だが、「ちょっと分からない」と現時点で病名までは特定できていないという。「明日の朝まで待つという選択肢もあったけど、残りの試合もあるし、早く病院に行って検査したい」と、無理をせず、東京で精密検査することを選択した。

上田桃子の欠場により出場機会の巡ってきた比嘉真美子。好相性の大会だけに、この幸運を生かしたい

その上田に変わって、出場することになったのは比嘉真美子。昨年大会では2日目に首位に並び、最終的には3位で終えた好相性の大会。今年、初挑戦した米ツアーの予選会は2次を突破することが出来なかったが、今大会に優勝すれば一気に来シーズンのシード権が手に入る。

「選ばれた選手しか出られない中、1年間さえないプレーの私にチャンスが降りてきた。今までより感謝して臨めると思うし、良い結果につながると思う」

今年はトップ10がわずかに2回だけで賞金ランキング42位と、思うような成績が残せていない比嘉だが、この幸運な巡り合わせを復調への“きっかけ”としたいところだ。(三重県志摩市/今岡涼太)

2014年 ミズノクラシック